日英貿易交渉に関する弊社代表のコメント掲載

30 June 2020

弊社は日英政府間の動きを常に注視しています。今回の日英貿易交渉の開始とそこにある両国の意図については、先日弊社のウェブサイト記事でお伝えしたとおりです。

 

日英貿易交渉の開始と英国の輸出産業に今後与える影響について、弊社代表江口・ベイコン昌子のコメントが「Thames Valley UK」(テムズバレー商工会議所によるテムズバレー地域への進出を目指す企業向けウェブサイト)に掲載されています。

以下がその概要です。

 

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英国政府DiT(Department for International Trade国際通商省)が発表した日英自由貿易協定の目的を見ると、ハードウェアや関税のみならず、サービス、規制、知的財産、持続可能性、ジェンダーや機会の平等に至るまで、包括的な合意を目指していることがうかがえます。
 
英国にとっては、日英自由貿易協定はCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)加入への足掛かりともなる重要な協定だ。CPTPPへの加入が現実すれば、英国企業にとっては輸出機会が今後大幅に増えるでしょう。
 
英国・欧州間の貿易協定は、日英関係の今後にも影響を及ぼすことも忘れてはなりません。その中身は、“欧州マーケットへの玄関口”としての英国に魅力を感じ、英国への投資を続けてきた日本企業と英国との関係の今後を大きく左右するでしょう。
 
世界的なパンデミックからの経済活動再開とともに、日英関係は両国にとってさらに重要性を増し、貿易を含め様々な可能性が広がると確信しています。

 

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テムズバレー商工会議所は英国第二の経済圏・テムズバレー地域に位置し、スタートアップから大企業、多国籍企業まで、幅広い会員企業で構成されています。英国外と連携した活動も盛んで、2014年には大阪商工会議所とMOUを締結しています。

江口・ベイコンは、テムズバレー商工会議所・ジャパンデスク代表も務めており同商工会議所を通じた日英間のビジネス機会創出に精力的に関わっています。

OBMは、人をつなげる、アイデアをつなげることで日英間・日欧間の新たなビジネス機会を数多く創出してきました。

弊社がご提案した関西・テムズバレー間の地域連携もまたそのひとつです。両地域間では、両国の関係者の皆様のご尽力をいただきながら連携を進めてきた結果、産官学協働や具体的なビジネスも生まれてきています。

日英間の投資や貿易、関西―テムズバレーの地域連携については、こちらよりお気軽にお問い合わせください。