コラム

日欧・日英間の 政治、経済、ビジネスがテーマのコラムです。

「グリーンナンバープレート」導入でゼロエミッション車の推進加速へ

23 June 2020

6月16日、英国政府はゼロエミッション車専用の「グリーンナンバープレート」を導入すると発表しました。超低公害車の導入加速を見える化することが主な目的ですが、地方行政にとっては超低公害車への優遇措置が取りやすくもなります。
2018年に世界初のゼロエミッション車サミットを開催するなど、数年前からゼロエミッション車の普及に力を入れている英国ですが、新型コロナ危機の中にあっても、CO2削減目標の達成に向けて着実に前進しています。



欧州新型コロナ復興計画はグリーン経済重視

09 June 2020

5月27日、欧州委員会は新型コロナウイルス復興計画を発表しました。新型コロナからの復興支援だけでなく、「欧州グリーンディール (EU Green Deal)」やデジタル化にも大きな比重が置かれています。中でも今回5,600億ユーロで設立された「復興・回復ファシリティー」(Recovery and Resilience Facility)は欧州グリーンディールに沿った投資や改革を支援するもので、再生可能エネルギー、水素、スマートモビリティ、循環型経済についても方向性が示されています。

弊社では、脱炭素と経済復興の両立を図るこの復興計画に注目し、今後の進展を注視して参ります。



新型コロナで変わる英国のモビリティー

28 May 2020

イギリスではロックダウン解除に向けた計画が政府から出され、これを受けロンドン市は一部道路を自転車・歩行者専用道路にすると発表しました。ロンドン郊外から中心部への自転車専用道路も整備される予定です。また地方でも、自転車や歩行者の安全を確保するため歩道を広げたり、自転車専用レーンを作るなどの計画が次々に発表されています。



2019年、英国テック業界への投資が増加

09 April 2020

近年、日本企業の皆様からの英国テック企業への投資に関するお問い合わせが増えてきました。英国企業も日本企業からの投資により興味を示すようになっています。最新の英国テック業界に関する報告書 「Tech Nation 2020」によると、2019年における英国テック業界への投資額の伸びは、米国、中国、ドイツ、フランスも上回るペースです。その内容をデータとともにご紹介します。



英国政府、2020年度予算案発表

13 March 2020

2020年3月11日、リシ・スナーク財務相は 2020年度の予算案を発表しました。複数の分野にわたり大幅な歳出予算増となり、過去10年に及ぶ緊縮財政は終わりを迎えたと言えるでしょう。この予算増に伴い、1,250億ポンド(約16兆8750億円)以上の借り入れが必要となる見通しです。

このコラムでは、特に弊社や弊社のお客様に関連する下記の項目について、予算概要をまとめました。

• 輸出・貿易政策

• 科学技術

• エネルギーセクター:電力、産業、熱分野の脱炭素化

• 電気自動車、自動車による大気汚染の削減

 



英国総選挙の結果がブレグジットと日英ビジネスに与える影響

06 January 2020

2019年12月に行われた英国総選挙の結果、保守党が過半数を獲得し、英国議会はブレグジット(英国のEU離脱)に向けた法案可決プロセスを開始しました。このコラムでは、総選挙の結果がブレグジットの方向性や日英ビジネスにどのような影響を与えるかを考察します。

• なぜ総選挙が行われたのか?

• 主要政党がマニフェストで示したブレグジット方針

• 2019年総選挙の結果

• 総選挙の結果、ブレグジットのゆくえは?

• 日本企業の反応、対応

• 今後の日英貿易協定



英国経済の将来と日本企業

08 November 2019

10月29日、在英国日本国大使館とThe British-Japanese Parliamentary Group共催による「Japanese Business and the UK’s Future Economy」にご招待をいただき出席してまいりました。会場でのスピーチや意見交換からは、日英両国が引き続き互いを重要なパートナーと位置付けていることが強く感じられました。

このコラムでは、日英間でコラボレーションが進んでいる産業分野や、両国の産業政策の類似点などについて解説します。



BREXITの最新動向と企業が今できること 

01 November 2018

2019年3月29日の離脱まで半年を切りました。今では「Brexit(ブレグジット)」という言葉はすっかり定着し、英国のニュースでは毎日必ずと言って良いほど取り上げられています。

Brexitに関する英国内の最新の動向と、企業が今何をすべきか、代表・江口ベイコン昌子の見解をお伝えします。



英国政府にみる異業種間協業の取り組み

 

13 July 2018

電気自動車(EV)の導入が進むにつれ全く異なる2つの業界が果たしてうまく協業できるのかという懸念の声がよく聞かれるようになりました。一方で、業界間の境界線や縦割りを減らすことでイノベーションを加速させる仕組みを社会全体として整えようとする動きも見られます。

その一例として、英国政府の取り組みをご紹介したいと思います。



新1ポンド硬貨とBREXIT  ー  英国政府の決意

19 April 2017

英国で発行された新1ポンド硬貨。そこに施された刻印のデザインに、Brexitにかける英国政府の強い決意を感じられる気がします。

そして昨日のメイ首相による解散・総選挙発表。首相はなぜ、今を選んだのでしょうか。 



英国EU離脱決定―視点を変えれば新たなビジネスチャンスも

 25 June 2016

2016年6月24日未明、国民投票の結果、英国のEU離脱という衝撃的なニュースが飛び込んできました。一夜明けた今も国全体がまだこの結果へのショックを受け入れらない状態で、英国メディアは、今後の余波について様々な専門家の意見を交えながら終日報道を続けています。これらの情報をもとに、日英ビジネスへの影響について私の個人的な見解をまとめてみたいと思います。



テムズバレー商工会議所大阪訪問ー関係強化と事業継続の秘訣とは

25 August 2015

2014年10月、テムズバレー商工会議所(TVCC)と大阪商工会議所(OCCI) が業務提携覚書(MoU)に調印しました。この流れを止めずにさらなる関係強化をはかり、協働事業を進めてゆく秘訣とは―。



FUJITSU World Tour 2015 in Madrid – 日本企業が海外の社会や企業と密接な関係を築くためには

 10 July 2015

2015年6月9日、 “Fujitsu World Tour 2015″ 国際会議にお招きをいただきました。このコンファレンスに参加させていただき、日本企業が海外の政府や企業と信頼関係を確立するためには何が必要なのか、ということを改めて考えさせられました。



国を超えた地域連携 ー英国テムズバレーと関西

 20 October 2014

弊社は、両地域の親和性や潜在的な協業ビジネスの可能性を確信し、2012年より両商工会議所への双方のご紹介と業務提携に向けたご提案・ご支援を続けて参りました。その後両者は具体的な交流を継続し、2年間の検討・調整を経て、ついに合意・業務提携の締結に至りました。



グローバルキャリアウーマン養成講座ー国際社会で生きていくための心得

10 October 2013

2013年10月10日、弊社シニアコンサルタント、マクドナルド昭子が、大阪市都市計画局様主催の「グローバルキャリアウーマン養成講座 ~国際社会で生きていくための心得」にて講演をいたしました。